重度歯周病症例集

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重度歯周病症例集

49歳男性/治療費20万/治療期間1年6ヶ月

症例の概要・主訴

基礎データ 49歳/男性
治療期間 1年6ヶ月
治療費 20万円
■内訳
  • 歯周組織再生療法20万円 ※費用は範囲によって異なります
概要  歯周病が進行しており、右上第一大臼歯に重度の骨吸収像が認められます。失われた骨を再生し、歯の生存率を高めることを目的に、再生療法を試みました。良好な結果を得ることができました。  現在、約3年経過しておりますが、問題なく使っていただいております。再生療法を行う利点としては、ポケットが浅くなるので、患者様ご自身でのブラッシングで管理し、コントロールすることが可能になります。もちろん定期的なメインテナンスは必要不可欠です。
主な副作用 術後疼痛、歯肉腫脹、知覚過敏

治療の流れ


資料収集(初診時)
Collecting materials
歯周病のオペをしたほうが良いと言われている


歯周基本治療
Basic periodontal therapy
歯周基本治療を行い、再評価しました。


歯周基本治療
Basic periodontal therapy
再評価時の歯周精密検査の結果です。
近心の垂直性骨欠損のPDは6mm分岐部病変はⅡ度を認めます。


歯周基本治療後の再評価
Post-treatment evaluation
再評価時のCT画像です。
近心部に垂直性透過像、頬側の分岐部に透過像を認めます。


歯周組織再生療法
Periodontal tissue regeneration therapy
フラップを形成しました。
歯肉縁下歯石を認めます。超音波スケーラー等を用いて、根面のデブライドメントを行いました。


歯周組織再生療法
Periodontal tissue regeneration therapy
エムドゲインの塗布、自家骨を移植、バイオガイドを設置し、縫合しました


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
レントゲンです、再生療法後1年ですが、改善傾向が認められます。


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
CTでも評価を行いました。
近心の垂直性骨欠損の透過像は改善しました。
サブクラスBからAへの改善が達成できました。


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
また、分岐部の透過像も改善しております。
分岐部病変Ⅱ度から、ほぼ完全閉鎖してます。


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
水平断面でも、十分な骨の改善が認められます。


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
プロービングデプスは再評価時には6mmでしたが、再生療法後1yで3mmと改善しました。
また、歯肉が1mmクリーピングしています。
これは再生療法により、アタッチメントゲイン4mm(ポケットリダクション3mm+クリーピング1mm)を獲得したことを意味します。


歯周組織再生療法の評価
Post-treatment evaluation
分岐部病変Ⅱ度でしたが、ファーケーションプローブは入らないです。




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